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ファルコ
「未来少年コナン」インダストリアの飛行艇 製作記 @
future boy conan. Falco
(バルサ原型編)
(C) 1978 NIPPON ANIMATION CO.LTD.
1978年にNHKで放映されていた「未来少年コナン」。
その中に出てくるインダストリア唯一の飛行艇「ファルコ」
蛾を思わせるフォルムで、ラナをさらった悪いヤツです。
第11話
「脱出」で、コナンの活躍により撃墜されましたが,
第21話 「地下の住民たち」までの間に武装され復活します。
今回は、その武装バージョン「ファルコ」をフルスクラッチする事にしました。
設定では、全長/10m、全幅/19.62m、全高/6.6m(プロペラ含む)
武装/12.7mm機銃2門、30mm機関砲2門、7.9mm旋回砲1門、20mm旋回砲1門、
水素を燃料とするガスタービンエンジン。速力は360q/h。
フラップを下ろす事で
60q/hの超低速飛行が可能。
偵察員及び同乗員の2席と操縦席に補助席で計4席。
大人4名が定員だと思われるこの飛行艇、何とモチーフはカモメとか・・・
では早速制作に入ります。
ビデオや設定書を参考に図面を書いていきますが、
やはりそこはアニメ、その都度ファルコの形状が変わります。
アニメや設定書に自分の解釈も加味し、なんとか図面を書き上げます。
ちなみにスケールは1/35とします。
本来でしたらバルサ材に転写して削り出すのですが、今回は中越大震災のせいで
作業場所が確保出来ず、外で作業が出来るまでの間のイメージ作りとして
厚紙に図面を転写して作った妄想用ファルコを用意。
あ〜だ、こ〜だと、バルサを削る計画を練ります。
んんっ? なんか、カモメに見えないでもない事もなくもない(どっちなんだ)。
制作環境は相変わらず整わないものの、我慢出来ずに遂に作業開始!!。
図面をバルサ材に転写して一気に削り出していきます。
たっぷり妄想出来たので、とても作業が進め易いのであります。
まずは艇体から。
80mm×110mm×300mmの大きなバルサ材を2ケ使用しました。
木目に逆らわないように削っていきます。
大きなアーモンドのようです。
艇体後方より。
底面後部の段差には舵がつきます。
こんな所に舵?? 実機があったとしてちゃんと利くのかなぁ〜?
などと、どうでもいい事を妄想したりもして・・・(これがまた結構楽しい)
艇体前方より。
ファルコの特徴でもある目玉のような窓に搭乗口
底面のエッジなど前部にはいろんなディテールが集中します。
バランスを大事に作業します。
そして尾翼。
これが付くだけでも雰囲気が出ます。
主翼です。
とても大きいファルコの主翼は3枚張り足して幅を持たせています。
反り易いバルサ材です。内側は木目を違えて貼り合わせています。
取りあえず主翼終了。
今回は、すべてのパーツ(外装)をFRPに置き換えるつもりなので、
型を作る都合上、各パーツを2分割出来るようにしてあります。
こんな感じです。バラバラ〜
主翼も上下に2分割出来ますが、湿気と乾燥で反ってしまうので
ホッチキスの針をカスガイのように使い、止めてあります。
型を作るまではこのままにしておきます。
こうして削りだされたファルコのバルサ原型。
次は、石膏型を使ったFRP置換作業大作戦!です。
急がなきゃ〜(≧∇≦)。
つづきます。
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