Yocchi's property man
R2−D2
1/1 Astromech Droid. 製作記 @
1977年、映画STAR
WARSが全米で公開されました。
当時中学生だった私は翌年の日本公開を待ちわび、
関連書物を見つけては友人と気分を盛り上げていました。
そんな中、気になるロボットが・・・
名前はR2−D2。
そのロボットの写真を見ると2本足と3本足の固体が有るようで、
俺は二本足タイプがイイなぁ〜とか、俺は三本足の方がイイ !! などと
変形する事など知るべきも無く映画公開に望んだのでした。
映画が始まりベイダー卿の威圧感にビビリながら物語は
レイア姫とR2−D2へ・・・。
姫からのメッセージを受け取ったR2は、ストン!と胴体から
中足を出し走り出したではあ〜りませんかぁ !!!(古)
あさはかな中学生の想像を遥かに越えたギミックは
とても文面では表現出来ない程の強い衝撃だったのです。
それからというもの、いつかはR2を作ってヤルぞぉ〜!
っと、想いつつも時は流れ---20代最後の年。
「1994年1月」
完全自作「フルスクラッチ」による 1/1 R2-D2 の製作を
ついに開始する事にしました。
しかし
資料といっても今のようにPCやらインターネットが
一般的な時代ではなかったので大した物は無く、
設定資料に記載してあった「全高96センチ」を基準に
写真やプラモデルから採寸し図面を引きました。
採寸通りに木材を切り出し全体のバランスを確認します。
頭部はスタイロフォームの積層した物から削り出し・・・・
ハイ、出来上がり〜! この時既に2年経過・・・
しかしここで大問題発生!!です。
出来上がった木製R2−D2は凄く小さいのです。
どうやら設定資料ってのはあくまでその世界の中での
設定であり、プロップ実寸とは違うようなのです。
各部のバランスも悪く作り直しです。
そんなのやっている最中に気付くだろうとお思いでしょうが
こんなデカイ物を作った事が無いので、組み上げるまで
まったく解らずじまいなのでありました・・・
失敗失敗〜〜!
今度は
The best of the lucasfilm archives という本に出ていた
R2プロップサイズ 「61×46×110」
を信じ再挑戦です。
木の表面処理を考慮に入れ制作方法をプラバンの箱組みに変更。
内部に木の補強を入れる事で自重に耐えられるよう工夫します。
出来上がった腕ケースに木製フレームを入れて接着
何となく腕らしく?・・・・足かな? なりました。
さらに箱組みしたパーツと組み合わせ90%完成です。
ううっ〜白くてよく見えない〜〜お許しを。
グレー色のパーツはエンビパイプを使用してます。
外側の足です。
プラバンの箱組みだけで完成。
台形の図面から読み取れる隠れた辺の長さ
を出す方法がたまらなく面白いのでした。
中央の足です。
これまたプラバンの箱組みだけの物です。
キッチリ寸法を出しておいたお陰で
パテを使用する事は有りませんでした。
気持ちが良いのであります。
つづきます。
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