Yocchi's property man

ファルコ
「未来少年コナン」インダストリアの飛行艇 製作記 G

future boy conan. Falco

(主翼・電装・尾翼編) 


鉄骨フレームや内部の小物パーツなどの製作も一段落し
いよいよ内部塗装〜♪ だと思いきや、
忘れておりました・・・(≧д≦;)
うへ〜

主翼です。

後の主役となる主翼を忘れておりました。

といっても主翼を仕上げるのでは無く、機体と主翼をつなぐ為に
一工夫しなければならないのでありました。
これをやっておかないと機体を接着出来ないのです。トホホ・・

実は、この主翼には設計段階から頭を悩ませている事が有ったのです。

ファルコの主翼には上反角が付いており、低速時の
浮き重視の為か翼端はカールダウンしています。

問題だったのは主翼の上反角。

※ 上反角とは、正面から見た時に、斜め上に突き出すように
取りつけられた主翼の角度を指します。
また、上反角を持つとロールを自動的に修正する
性能が生まれ、座りのよい機体となります。

一体何度?の角度がよいのやら図面上で悪戦苦闘!・・・
もはや、航空力学とかの問題ではなく
見た目(自分のイメージ)の問題なのです (゜-゜)\バキ 

結局「現物合わせ」って事で先送りしていましたが、
ついに結論を出さなければならない時がやって来たワケです。

取り合えず、機体へ固定する為の金属アダプターを製作します。



1ミリのアルミ板にカッターもしくはPカッターでスジを入れ、折切ます。

この作業は金属加工の匠、「腰痛さん」のHPにあった方法を参考に
させて頂きました。(感謝・感謝でございます<(_ _)> )


続いてポンチで穴を開け主翼と固定出来るようにしておきます。

ちなみにこのポンチ、上の方を引っ張って離すとバネの力で
あたりを付けてくれるハンマー要らずのポンチなのでした。
とっても便利(^o^) ♪




機体に沿ったRを付けアダプターの完成です。
思っていたよりも簡単にクセを付ける事が出来ました。




今度は機体本体と金属アダプターを
繋ぎ止める為の位置を決め、穴を開けます。

これは、特に慎重にやっておかないと
飛行機としての見栄えに関わってくるので
責任重大な作業なのでありました。
(そんな風に見えない所が結構イタイ(T_T))




開けた穴にネジを入れ、接着剤とパテで内部から固定します。
機体を接着したら内部に手を入れる事が出来ないので
固定しておかなきゃいけないワケです。

このネジの為に内部塗装・機体接着を後回しにしたのであります(^^); 
はぁ〜まだまだ先は長いのねん (・д・`*)エー 




いよいよ、上反角を決める作業です。

力技でグイ〜っと曲げながら良い所を探ります。

劇中、コナンが翼の上に飛び乗った時や着水状態のファルコには
あまり上反角が付いていないように見受けられます。
でも、戦闘時や追跡時には怒ったオバチャンの眉毛みたいに
かなりの上反角が付いていたりと、その表情はさまざまなのです。

まぁ〜アニメーションだからしょうがないかなぁ〜などと
思っていましたが、なんと・なんと見つけてしまいました〜!!

見る角度によって鋭角にもまっ平らにも見える 「黄金の角度」を!!

決していい加減の設定では無かったのね (≧∇≦) V



やっと見つけ出した角度です。
金属アダプターに付いたその角度を崩さないように
上下貼り合せた主翼パーツを金属アダプターに差込んで
機体にピッタリ合うよう削っていきます。
主翼に空いているアダプター用の穴の位置も変わってくるので、
機体へピッタリ合った所で空け直してして機体へ仮止めしています。

ちなみにその角度は、この製作中の
ファルコにしか適応しないであろう角度なので、
あえて何度とは書かないのであります( ̄ω ̄;) ブヒ〜

角度を確認出来る画像は、このページの一番下で!! 



こうして、ようやく主翼と機体は繋がったのであります。




これで内部の塗装と電装に取り掛かれます(^o^) 


はじめにコンソールパネルから。

計器類をPCでデザインし、紙に印刷します。

しかし、デザインソフトをもっているワケでもないので
ワードで作った簡単なモノですけれど・・・(≧д≦;)とほほ・・




コンソールパネルです。

計器盤の裏から透明エンビ板を貼り、そこに紙から切り出したメーター類を
貼って、さらに透明エンビ板で抑えるように固定してあります。

※ ちなみにこの作業は、当サイトに遊びに来てくれている
「はじさん」にお手伝いをお願いし、作業して頂きました。
はじさん有難うございました!!とても助かりましたよ〜(^O^)/ 
おまけに撮り忘れていた画像まで拝借したりで申し訳ないっす・・・(゜д゜)\バキ





TVで見た機体内部の色は、椅子以外ほとんどグレーで統一されています。

模型としてそれを正確にトレースするのも自然な事だと思うのですが、
せっかく作った内部です。

自分の好きなイメージで塗装したのであります (^^); 

コンソールは光の反射を抑える為に「つや消しブラック」
床は塩水にも強い甲板のイメージ「
茶色
椅子の「
緑色」は譲れません。
その他、フレーム周りは「
ライトグレー」です。

仕上がりは結構アニメチックな感じになりました (=^_^=) いいのか?

続いて電装です。



全部で8ヶのLEDとモーター1ヶを3Vの電池BOXでまかないます。

1.7VのLED1つに、200Ωの抵抗が必要らしいのですが、
抵抗を付けるとかなり暗くなってしまうので(当然である)、
特に光源が必要な所には抵抗を使いませんでした。

結線はすべてハンダ付けをし、接触不良を防ぎます。
機体を接着したら二度とお目にかかる事が出来ないので
慎重・確実にしなければ・・・なのです。

このようなギミックは昔のプラモデルに(高額プラモ)有りがちな
モノのだったのですが、最近見かけなくなりましたね。

おっ、エンタープライズがありました失礼失礼。

一通り、機体内部の電装も済み、
小物の塗装・接着を終え上手く光るか

「テスト・タ〜イム!!」




おおっ!!

なんだかとっても賑やかな色合いになりましたが、
チビッコが喜んでくれそうなので「OK」なのであります。



1F内部です。




調子にのった1/35?モンスリーちゃん乱入!
もう〜光のテストどころではありません。



モンスリー(何だか狭いわ・・・)

実を言うと、モンスリーさんアンタがでかいのよ。
手足を切り詰めて改造手術を施したものの、小さくしきれなかったのねん。
1/35の縮尺から言うと、190センチありますから〜(゜ロ゜) こぇ



それでも乗りますモンスリーさん。
シートベルトがありませんがな・・・・・( ̄□ ̄;)!!



ええ〜い、
ラナさんも登場です!!\(^▽^@)/ アハハ



こうして出来上がった内部で遊びつつ、
ようやく機体の接着準備が整ったのでありました。


で、いきなり接着です。



これまで、「おたまじゃくし」・「出目金」と成長を重ねて来ましたが、
いよいよ「サナギ」になりました(=^_^=) ヘヘヘ

このまま、羽化?を待ちます。


その間に尾翼を加工します。
FRPむき出しです。



この中に、「ラダー」と「プロペラの回転軸」と「航法灯」を
仕込まなければなりません。へへへ・・・



まずはラダーから。
プラバンで「受けフレーム」を作り、そこに収まるように
ラダー本体のフレームを組んでいきます。



一応、可動させたいので、軸受けに真鋳パイプを使い
ラダーフレームの内側にポリパテを充填しました。 が・・・



ラダー重いです・・・(゜-゜)\バキ
フラップやエレボンにも同じ作業を考えていましたが、
こんなに重いと流石に保持するのは無理と判断し
別のアプローチを考える事になりました。 とほほ・・・


続いて、一気にギミックを仕込んでいきます。

「すいそえんじん」から伸びる出力軸には2ヶのスプリングジョインドを介し、
プラバンで仕切りセンター位置へ導きます。

航法灯用LEDはプラ・フレームに固定した後、尾翼外装に開けた
穴からちょっぴり頭を出すようポリパテにて固定しました。
カムによりスイッチをON・OFFするので良い感じで点滅します。



尾翼外装を接着し、機体へ接着します。

主翼はまだ仮止めですが、これで
基本パーツのバランスが確認出来るようになりました。



「黄金の上反翼・角度」(大げさ(^^);)はこんな感じです。

コレがまったく不思議な角度で、見る位置によって
上反角にも並行にも・・・そして下反角にも
見えてしまう所が凄い! のであります。

また、フラップとエレボン付近のFRPを主翼から切り離し、
可動翼を装備する準備をしておきました。

これで、当初から気になっていたモヤモヤも晴れ
いざ最終段階に突入なのであります (゜ペ) vイエィ

続きます。



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